国立獣医科学検疫院は30日、最近輸入された490箱、15トンに対する検疫過程で、骨を除去していないカルビの詰まった箱2つがあったと明らかにした。エックス線による異物検査をする必要もなく、肉眼でカルビとわかる状態だったという。これを受け、近くこの肉を輸出した米国の作業場に対し、船積み中止措置が取られる見通し。
米国側の要請を受け、韓国は骨を含む牛肉の輸入を認めるかどうかを検討しているが、現行の輸入条件は生後30か月未満の牛の肉に限っており、カルビは輸入禁止の状態が続いている。
姜文日(カン・ムンイル)院長は「カルビが箱ごと入ってきたのは明確な違反だが、単純なミスなのか意図的なものなのかを確認する必要がある」としている。まずは該当する作業場に説明を求め、今回の輸入分すべてを返送するかどうかについては精密検査を経て決定する考えだ。
米国産牛肉の全面的な輸入中断については、カルビが特定危険部位ではないため、可能性は低いとみられる。
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