国連のホームズ事務次長(人道問題担当)は29日、深刻な北朝鮮の食糧難などを考慮し、食糧と種子の提供、予防接種活動などに向けた支援を続けていく考えを示した。来月12日からの韓国訪問を控え、記者らに訪韓計画を説明する席で述べた。
 ホームズ事務次長は、北朝鮮の食糧事情に対する懸念が特に大きいとし、国連開発計画(UNDP)問題などで国連の北朝鮮支援が困難になっているが、国連中央緊急対応基金(CERF)を通じた支援活動は続くとの見通しを示した。CERFは今年、北朝鮮の保健と食糧、農業部門支援などに800万ドルを拠出し、このうち310万ドルを国連児童基金(UNICEF)によるはしかの予防接種活動に割り当てている。

 一方、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長により起用されたホームズ事務次長は、就任後初めてとなる韓国訪問で外交通商部と統一部の各長官、消防防災庁、国際協力財団などの関係者と会い、人道支援問題と関連した協力関係構築を進めていく考えだ。


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