韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟9カ国の間で締結された自由貿易協定(FTA)が、6月1日からまずベトナム、ミャンマー、シンガポール、マレーシア、インドネシアの5カ国との間で発効する。外交通商部が30日に明らかにしたもので、ブルネイ、フィリピン、カンボジア、ラオスの4カ国については国内での手続きが終わっていないことから、発効時期は2か月前後ずれ込むことになった。また、ASEAN加盟国のうちタイはFTA交渉そのものに加わっていなかった。
 韓国とASEANの貿易規模は2005年に535億ドルとなっており、韓国の貿易額のうち9.8%を占め中国、欧州連合(EU)、米国、日本に次いで5番目の貿易規模を持っている。

 FTA発効にともない、韓国は5224品目(HS6けた区分)のうち90.8%に当たる4742品目の関税を2010年までに撤廃し、このうち70%についてはFTA発効と同時に関税を廃止する。ただ、コメや牛肉、冷凍水産物、ニンニクなど200品目余りのセンシティブ品目については開放対象から除外、または部分的に関税を削減する。

 今回のFTAでは衣類や時計、履物など100品目について、開城工業団地での域外加工品の特例を認められており、開城進出企業からの関心も高い。


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