40階建てビルに相当する高さの「ピルトンB」(サムスン重工業提供)=29日、巨済(聯合)
40階建てビルに相当する高さの「ピルトンB」(サムスン重工業提供)=29日、巨済(聯合)
サムスン重工業は29日、慶尚南道の巨済造船所で単一プロジェクトとしては世界最大となる海洋構造物「ピルトンB」の命名式を行った。

原油と天然ガスを同時に生産する「海上複合エネルギー工場」となるこのプラットフォームは、縦105メートル、横100メートル、高さ120メートル、重さ3万3000トン。2004年1月に着工していた。

 これまでの世界最大の海洋プラットフォームは、同社が昨年7月にサハリン海上に設置した2万7000トンの「ルンスコエA」(縦126メートル、横75メートル、高さ100メートル)だったが、約1年でピルトンBがこの記録を更新した。電線は1200キロメートル、パイプは75キロメートルに達し、液化天然ガス(LNG)船9隻を建造できる人員と時間が投入された、大規模な海洋設備プロジェクトとなった。震度7の地震にも耐えられる耐震設計を施しているほか、設備全体を丸ごと保温材でくるみ、マイナス40度でも中断することなく全天候型として稼動する。

 ピルトンBはロシアのサハリン東側16キロメートルの海上に設置され、1日当たり260万立方メートルの天然ガスと7万バレルの原油を30年間にわたり生産する。


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