米国のブッシュ大統領は27日、6カ国協議当事国の北朝鮮に対する忍耐心は無限ではないと強調し、北朝鮮の指導者が前向きに動き6カ国協議合意を履行するよう望むと述べた。日本の安倍晋三首相との首脳会談後に開いた記者会見で発言した。
 ブッシュ大統領は、米国は問題を外交的に解決することを求めており、6カ国協議当事国とともに、核開発計画を放棄するよう北朝鮮指導者の説得にあたることが最善の道だと強調した。交渉を通じ北朝鮮核問題を解決する基調には変化がないことを明確にした。米政府の対北朝鮮政策が以前に比べ緩くなったのではないかとの質問には、これまでの姿勢が変化したのではなく、北朝鮮の指導者に正しい選択をさせるための「賢明な外交」だと説明した。

 6カ国協議合意履行の足を引っ張るバンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮資金の問題に関しては、この問題を解決することで北朝鮮に義務不履行の口実を与えないという姿勢を示した。具体的に北朝鮮にどれほどの時間を与えるかは、6カ国協議当事国が協議し決定する問題だとしている。しかし、北朝鮮が合意を履行しない場合には、北朝鮮に責任を問う考えだ。ブッシュ大統領は「われわれが初めに加えたよりも明らかに大きい圧力を加える戦略がある」と述べた。


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