韓米自由貿易協定(FTA)交渉期限が48時間延長されたことを受け、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領はあす1日を予定していた対国民談話発表を2日以降に延期した。青瓦台(大統領府)報道官を務める尹勝容(ユン・スンヨン)広報首席秘書官が31日、記者らに対し明らかにした。同じく1日に青瓦台での開催を予定していたFTA関連長官・次官級ワークショップも順延する。
 青瓦台は31日午前、文在寅(ムン・ジェイン)秘書室長主宰で首席秘書官・補佐官会議を行い、これまでの交渉状況を点検したあと今後の日程などを話し合い、盧大統領に報告した。1日にも再度会議を開き、最終点検を行う予定だ。

 一方、権五奎(クォン・オギュ)副首相(財政経済部長官兼任)は幹部会議を主宰し、韓米FTA交渉期限延期に伴う対策策定と、韓米FTAが国内経済に及ぼす影響の分析と妥決後の補完対策を徹底して行うよう指示した。同部関係者は、交渉結果を予測することは難しいとしながらも「延長は韓米双方が意見の折衷に向けた意志を持っていることを示している」と評価し、最大限国益を確保できる方向で交渉が進むものと期待していると伝えた。

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