国連人道問題調整部は31日、運営している人道問題に関する情報サイト「リリーフウェブ」を通じ、国連児童基金(ユニセフ)と世界保健機関(WHO)が16日から18日までで、北朝鮮の子ども600万人に対する予防接種を終えたと明らかにした。今回行われたのは予防接種第1段階として、生後6か月から15歳までの子どもを対象にしたもの。来月10日からは第2段階として16~45歳の住民1020万人を対象に実施する。
 北朝鮮では、昨年11月6日に両江道金亨稷郡で初の感染者が確認されて以来、30郡3500人余りの住民が麻疹(はしか)に感染、このうち4人が死亡した。

 北朝鮮保健省とユニセフ、国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)は、今月初めに麻疹予防に向けた2段階の合同行動計画に合意し、麻疹ワクチンとビタミンAなどの医薬品を各地に送っている。韓国政府も22日にWHOを通じ約100万ドル相当の麻疹治療薬を支援した。


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