北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議が進展したことで、国際社会による対北朝鮮支援が増加の兆しを示している。国連児童基金(ユニセフ)平壌事務所のバラゴパル代表が29日、自由アジア放送(RFA)とのインタビューを通じ「すでに肯定的な兆しが見えている」と述べた。
 バラゴパル代表は、さまざまな国から支援の意志が伝えられていると明らかにした。先ごろ訪朝した豪州政府代表団がユニセフが建設中の水供給施設に150万豪州ドルを支援する意志を示したほか、来月にはスウェーデン使節団がユニセフ平壌事務所を訪れ、対北朝鮮事業支援について話し合う予定だという。 

ジア の最新ニュースまとめ

 ユニセフは昨年、対北朝鮮事業に向け1120万ドルの募金を目標としていたが、実際には半分にも満たない600万ドルを集めるにとどまっている。今年の募金目標は1340万ドルと設定した。

 またバラゴパル代表は、今後3年間のユニセフ対北朝鮮支援事業について、児童と女性の保健と栄養改善、水質と環境改善、教育事業の3つを重点分野と定めた。このうち最重要としているのが保健と栄養の改善で、現在も栄養失調児童向けに特別な薬剤を提供しているほか、妊娠した女性と幼い子どもには栄養補強食品を提供している。感染症の予防のため95%の児童にワクチン接種を終えており、水質と環境改善のため重力を利用した水供給施設を建設していることなどを説明した。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0