開城工業団地内のある工場で、製品を車両に積み込む鄭東泳氏(中央)=28日、開城(聯合)
開城工業団地内のある工場で、製品を車両に積み込む鄭東泳氏(中央)=28日、開城(聯合)
開かれたウリ党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)元議長は28日、8月末までに開城工業団地で南北首脳会談を開催することを提案した。
 北朝鮮の開城工業団地を訪れ、入居企業や北朝鮮側関係者との政策懇談会に出席した鄭元議長は、「双方の首脳が開城で席をともにすることが実現すれば、それだけで『世界の中の開城』になることができる」と述べた。開催時期については、韓国で大統領選挙を控えているため、できれば上半期、遅くとも8月末までに開催しなければならないとした。また、北朝鮮核問題や米朝関係問題を先に解決してから南北首脳会談を開催しようという意見には、同意しない考えを示した。民族問題は自ら信念を持ち切り開く問題で、南北首脳会談と米朝関係は並行発展すべきだという。

 一方、現在高官級協議が進行している韓米自由貿易協定(FTA)交渉に関連し、開城工業団地の原産地認定問題が解決されるよう最後まで努力し、ぎりぎりまでもつれこもうとも必ずこの問題を含めるようにしなければならないと述べた。

 このほか、開城工業団地を平和経済特区に指定し、海州や南浦、新義州など北朝鮮の西海岸を北東アジア経済の拠点として発展させていくというビジョンも提示した。


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