高麗ホテルに到着し花束を受け取る李在禎統一部長官=27日、平壌(聯合)
高麗ホテルに到着し花束を受け取る李在禎統一部長官=27日、平壌(聯合)
第20回南北閣僚級会談に向け韓国と北朝鮮の代表団が27日に平壌に到着し、4日間の日程を開始した。南北高官当局者が顔を合わせるのは昨年7月の北朝鮮によるミサイル発射実験直後に釜山で開かれた第19回会談以来、7か月ぶりとなる。
 韓国側首席代表を務める統一部の李在禎(イ・ジェジョン)長官は、出発に先立ち「南北会談の枠を正常化し、朝鮮半島平和の定着に向けた課題について話し合う」と述べた。また、6カ国協議合意の迅速な履行方法をめぐり南北が協力することも大きな課題だと強調した。

 李長官をはじめとする韓国側代表団52人は、北朝鮮側代表団からの歓迎のなか平壌に到着し間もなく宿泊先のホテルに移動、朴奉洙(パク・ボンス)首相が主催する歓迎夕食会に参加した。

 南北は28日午前、全体会議基礎演説を皮切りに本格的な協議を開始する。今回の会談では、対北朝鮮人道的支援、離散家族面会、京義線・東海線列車の試運転、軽工業と地下資源の開発協力、南北国防相会談などが主な議題となる見込みだ。政府はまた、北朝鮮に対し核問題進展の際に受け取ることになる各種恵沢について説明し、6カ国協議合意の早期履行を求めるとともに平和体制転換問題についても話し合う方針だ。

 会談は来月2日午前の会議を持って終了し、韓国側代表団は同日午後にも帰国する予定だが、会談の状況によっては日程に変更が生じる見込みだ。


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