忠清南道西海岸地域が、海洋と生態体験、歴史文化観光が1つになった国際観光中心地として開発される。忠清南道は27日、今年から2011年まで5年間で4200億ウォンを投じ観光政策の基本として進める忠南圏観光開発計画を28日に確定し公示すると明らかにした。

 開発計画によると、道は各地域に散在する生態、歴史、海洋観光資源を特性化するため、歴史文化資源を活用した体験観光商品と観光ブランド商品を開発し、環境に配慮した資源の発掘に取り組む。また、行政中心複合都市と道庁新都市、泰安企業としと連携し、西海岸を国際文化観光の拠点に開発し、観光ネットワークを構築する。

 これに向け、野生鳥類を飼育する天安鳥類サファリ、ドラマ「薯童謠」の扶余撮影セットと歴史武芸村で構成する薯童謠歴史観光地、青陽の植物園とトウガラシ栽培地、泰安・万里浦、泰安~保寧連絡橋が通る元山島などを新たに観光地化する方針だ。さらに、無人島の石台島を武昌浦海水浴場観光地に含めるなど、各種見所を既存の観光地に含め事業を進めることで、既存観光地の活性化を狙う。観光地周辺の乱開発を防ぐため、観光地指定の拡大なども実施する。

 昨年忠清南道を訪れた観光客は8500人で、観光収益は1兆3000億ウォンと推算される。道はこの開発計画が完了すれば、2011年にはこれより16.5%多い9900人が訪問するものと期待している。


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