政府が北朝鮮への重油5万トン支援に向けた準備作業に着手した。統一部の楊昌錫(ヤン・チャンソク)報道官が26日に明らかにした。先の6カ国協議での合意に基づくもので、すでに同日に国会統一外交通商委員会に報告した。
 政府はまた、南北交流協力推進協議会の書面協議を通じ、重油5万トン支援にかかる費用を南北協力基金から拠出する方針を固めた。輸送費を含め約200億ウォンがかかる見通しだ。重油は1トン当たり350ドル前後とされるが、運送費など関連経費が約20%かかるという。

 楊報道官はまた、北朝鮮が寧辺の核施設を閉鎖・封印すれば重油5万トンを支援しなければならないが、時期を考慮し今からの内部準備が必要だと説明した。調達庁に依頼し、国内精油会社を選定して作業を進める方針だ。具体的な内容については、6カ国協議合意から1か月以内に開催することになっている経済・エネルギー協力作業部会で話し合う計画だ。

 南北と米国、中国、ロシア、日本は先の6カ国協議合意で、北朝鮮が60日以内に寧辺の核施設を閉鎖・封印するなどの初期段階措置を取れば、北朝鮮を除く5カ国が重油5万トン相当の緊急エネルギー支援を行うことで合意している。


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