マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結されている北朝鮮口座問題などを話し合う米朝金融実務者会合が、2日目となる31日にも開催される。北朝鮮の呉光鉄(オ・グァンチョル)朝鮮貿易銀行総裁と米国のグレーザー財務副次官補(テロ資金・金融犯罪担当)がそれぞれ団長を務める両国代表団は前日に北京の米国大使館で初会合を行ったのに続き、同日は北朝鮮大使館で話し合う。

 状況に詳しい外交消息筋は、北朝鮮の偽ドル紙幣製造問題やマネーロンダリング(資金洗浄)、麻薬密輸などの違法行為をめぐり両国代表団が攻防を繰り返し、綱引きが続くとの見通しを示している。消息筋によると、米国側は初日の会合で、北朝鮮による一連の違法行為の証拠をひとつひとつ提示したという。これを受け北朝鮮は2日目の会合で本格的な反論に乗り出すとみられる。また、米財務省の調査で合法と判断された口座に対する凍結解除を強く求めると予想される。


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