統計庁が29日に発表した11月の産業活動動向によると、先月の産業生産は前年同月に比べ6.3%増えたが、前月よりは1.4%減少した。前月を下回ったのは、7月以来のことだ。無線通信機器や半導体メモリー、たばこ、放送受信機の低迷が影響した。成長をリードする半導体、映像音響通信、自動車を除く産業生産は、前月比0.8%増、前年同月比3.7%増となった。
 業種別にみると、映像音響通信や繊維製品、その他の製造業は前年同月より減少したものの、半導体や機械装備、その他の運送装備、自動車、事務会計用機器は前年より増加した。

 今後の景気動向を占う先行指数は前年同月比0.2ポイント上昇し、3か月連続の上昇となった。現在の景気状態を示す動向指数の循環変動値も前月より0.3ポイント上がり、4か月連続で上昇した。

 消費財販売は前月比1.2%、前年同月比では4.1%増となった。耐久財は、家電製品やコンピュータなどの販売が好調で、前月より2.7%、前年同月より8.6%増加した。準耐久財は、衣服、運動や娯楽用品などの売れ行きが伸び、前月比5.3%、前年同月比6.7%増となった。

 業態別では、百貨店が前月比12.9%、前年同月比1.9%増となり、大型スーパーは前月に比べ1.0%減少したが、前年同月よりは8.4%増えた。

 設備投資は前年同月より5.3%増え、10月(6.4%)の増加率を下回った。建設は公共や民間部門の業績好調に支えられ、前年同月より7.4%増えた。国内の建設受注も前年比44.2%増となった。


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