北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は今年、地下核実験や国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁など北朝鮮情勢が大きく変化する中、26日現在で99回の公開活動を行ったことが確認された。金日成(キム・イルソン)主席が死去した1994年以降で最も公開活動の回数が多かった昨年同期間の121回に比べ、大きく減少した。

 今年上半期には64回と比較的積極的な活動を行っていたが、ミサイル発射や地下核実験を強行した下半期は35回と大幅に減った。特にミサイル発射から40日間は全く動きを見せなかった。分野別にみると、軍部隊の視察や軍関連行事の出席が66回、経済分野の現地指導が16回、公演観覧などが10回、外賓接見など対外活動が7回となっている。

 活動回数が最も多かった月は5月の17回、6月の15回で、最も少なかった月は7月の2回だった。軍関連の活動は昨年の62回を上回り、中でも軍部隊の視察が59回と大部分を占めた。軍部隊の視察は3・4月が各8回、5月が9回、6月が12回と3~6月に集中した。

 一方、対外活動では、年初に中国を非公式で訪問したことが注目される。金総書記は朴奉珠(パク・ボンジュ)首相や姜錫柱(カン・ソクジュ)外務第1次官らを引き連れ、昨年10月に続き中朝首脳会談を開催したほか、湖北省と広東省を訪れ産業施設を視察した。

 10月19日には中国の胡錦涛国家主席の特使として訪朝した唐家セン国務委員と、朝鮮半島の平和と安全を保障する問題について意見交換し、同月末に6カ国協議の再開に合意した。


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