6カ国協議で北朝鮮側首席代表を務める金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官は30日、朝鮮半島の非核化は金日成(キム・イルソン)主席の遺訓であり、6カ国協議での共同声明を履行する準備はできているが、現段階では一方的に核を放棄することはできないとの考えを明らかにした。韓国側首席代表の千英宇(チョン・ヨンウ)朝鮮半島平和交渉本部長と北京市内で1時間10分間にわたり会談した後、記者団の質問に答えた。

 千本部長と会談した理由については「ヒル次官補と6カ国協議の早期再開について話し合うためここに来た。同族として千本部長に会い、6カ国協議を今後どのように開催するかについて踏み込んだ議論を行った」と説明した。今後の結果は時間が経てばわかるはずだとし、外交的な調整が行われているため具体的な質問は控えるよう求めた。 

 一方、千本部長は金次官との会談で、6カ国協議を実質的に進展させる方法について率直に話し合ったと説明した。6カ国協議再開に向け今後調整すべきものは残っているが、協議を再開して進展を図ることでは一致したという。


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