講演を行うベル司令官=29日、ソウル(聯合)
講演を行うベル司令官=29日、ソウル(聯合)
在韓米軍のベル司令官は29日、戦時作戦統制権の移譲時期について、「韓米同盟の抑制力とメカニズムを維持するためには、まず時期を定めるべき」との認識を示した。大韓商工会議所での講演で述べたもの。先に行われた韓米定例安保協議会(SCM)では移譲時期を「2009年10月15日以降、2012年3月15日以前」と幅を持たせているが、ベル司令官の言及はより具体的な時期を決めるべきとの考えによるものだ。

 ベル司令官は、「企業が新製品を発売するときも時期が重要なように、軍事関係も時期が重要だ」とし、移譲時期が決定しなければ軍事計画を立てられず、必要な予算と装備の確保ができないと強調した。また、作戦権移譲に向けた履行計画を来年夏までに作成するべきと述べ、来年夏には「新製品」が出され、これを通じて人々に信頼を提供することになるとの見通しを示した。

 北朝鮮については、米国が北朝鮮を攻撃する計画はないと明言し、米国は韓国の自由と繁栄を目標に50年にわたり努力を続けてきたと述べた。


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