一般家計の消費心理や景気見通しなどが、北朝鮮の核実験による影響を大きく受けていないことが分かった。

 サムスン経済研究所が31日に明らかにしたところによると、全国1000世帯を対象に北朝鮮の核問題に関する意識調査を実施した結果、今回の事態が消費計画に与える影響について、全体の78.6%が「現在の消費支出水準を維持する」と答えた。「少し減らす」は20.1%、「大きく減らす」は1.3%にとどまった。

 核問題で経済成長率が大きく下落するとの見方も10.7%にすぎず、「わずかに下落する」が69.7%、「影響はない」が19.6%となった。

 また、金融市場の打撃についても「長期化しない」との見方が多く、31.8%が金融市場の不安は1か月以内に、56.1%は数か月以内に安定すると回答し、1年以上続くと答えたのは12.0%にとどまった。

 核問題に対する経済政策に関しては、「国のイメージ改善と格付けの維持」が61.5%で最も多く、次いで「証券・金融市場の安定」が24.6%、「短期的な消費浮揚策」が13.8%など。現在の核問題については、「少し深刻」が47.1%、「非常に深刻」が27.7%、「深刻でない」が25.2%となった。


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