合同参謀本部関係者は30日、第38回韓米定例安保協議会(SCM)の共同声明に初めて明記された「拡大抑止」との表現は、合同参謀本部が米国に提案したものだと明らかにした。
 同関係者は、在韓米軍のベル司令官兼韓米連合司令官が同日に行った記者会見と関連し「北朝鮮の核実験で韓国民が不安を感じていることから、具体的な表現を使う必要があるとの米国側の判断を受け、合同参謀本部が提案した」と述べた。韓国側が概念について説明し、米国側がこれを受け入れたという。

 同関係者は、「拡大抑止」は「核の傘」と同じ概念だが、「核の傘」が政治・外交用語であるのに対し「拡大抑止」は軍事・戦略的概念でさらに具体化した表現だと説明した。また、「拡大抑止」は「核の傘」の別表現であり、「状況に応じて具体化し表現したものと見てかまわない」と強調した。

 ベル司令官は同日行った記者懇談会で、「拡大抑止」は米国が以前から韓国に提供してきた「核の傘」を意味するものだと言及した。


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