産業資源部は30日、大韓鉱業振興公社など国内4社が企業連合を構成し、マダガスカルのアンバトビー・ニッケル鉱山の開発事業に参入すると明らかにした。

 アンバトビー鉱山は推定埋蔵量1億2500万トンのニッケル鉱山で、2010年に開発が終了すれば最大で年間6万トンのニッケル生産が可能になると予想されている。ニッケルはステンレスや特殊合金などに必要な産業素材で、ここ3年間で価格が3倍上がり、今後も世界需要が年平均5.4%増加する見通しだ。

 韓国企業連合は全体の27.5%の権益を確保しており、大韓鉱業振興公社が21%、京南企業と大宇インターナショナルが各2.75%、STXが1%となる。このほかカナダのダイナテックが40%、日本の住友商事が27.5%の権益を獲得している。

 産業資源部は、中国、日本、米国に次いで4番目のニッケル需要国である韓国が開発事業に参入することで、ニッケルの安定した供給を受けられるようになると話している。


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