日本政府が安倍晋三首相の就任を契機に、韓国政府と中国政府に首脳会談の開催を提案していることが分かった。これについて韓国政府消息筋は29日「日本側から来週末に韓中首脳と会談したいという提案があった」とした上で、これを受け入れるかどうかについて政府内部で熟考していると明らかにした。日本政府からの提案は、日中首脳会談の前に韓日首脳会談を行うというもので、韓日首脳会談を7日に、日中首脳会談を8日に行いたい考えだという。

 同消息筋は、秋夕(旧盆)連休に首脳会談を行うことが外交的に自然なものかどうかについて議論が行われているとし、できるだけ連休期間を避けるなどいくつかの代案が政府内部で出ていると話している。韓国政府が首脳会談に留保的な姿勢を見せているのは、韓日関係だけでなく、東アジアの外交状況に対する総合的な評価が整理できていないためとみられる。

 別の消息筋は「安倍内閣の発足を契機にした新たな韓日関係と日中関係を追求しようという趣旨は充分に理解するが、靖国神社参拝をはじめとする懸案に対する日本の新政権の態度などを評価しなければならない」と話している。このため、韓国政府としては秋夕連休以降、日中首脳会談が行われるのと前後して韓日首脳会談を行う方向で模索しているようだ。

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