急速に進む高齢化に伴い、全国の63地域で超高齢化社会に突入していることが明らかになった。昨年11月1日基準で行われた人口住宅総調査(国勢調査に相当)で明らかになったもの。

 それによると、全国の234市・郡・区の26.9%に相当する63地域で、人口のうち65歳以上の割合が20%を超えていた。統計庁が2004年末の住民登録統計を基準にまとめた超高齢化社会が35地域だったことを考慮すると、高齢化が進む地域が急速に拡大している。5年ごとに実施される調査は、書類上の人口より実際の常時居住人口を調べたもので現実をより反映している。全国的には人口全体に65歳以上が占める割合は9.3%だった。5年前の7.3%より2.0ポイント拡大している。

 市・郡・区別では、全羅北道任実郡で65歳以上の高齢者人口が33.8%に達していたほか、全羅北道金堤市(23.8%)、全羅南道羅州市(23.3%)、慶尚北道尚州市(23.2%)と聞慶市(22.3%)、全羅北道井邑市(20.4%)と南原市(20・1%)は、市にもかかわらず超高齢化社会だった。

 広域地域の市・道別では、超高齢化現象はなかったものの全羅南道(17.7%)とともに慶尚北道(14.4%)、忠清南道(14.3%)、全羅北道(14.2%)で高齢化が進んでいた。高齢化社会は、人口全体に占める高齢者の割合が7~14%の場合を指す。高齢者人口の割合が最も低かったのは大田市(7.0%)だった。

 農林部が人口住宅総調査資料を分析したところによると、一般に農村・漁村地域に分類される邑・面地域の高齢者人口の割合は平均18.6%で、超高齢化社会が目前に迫っている。2000年の調査では14.7%だった。

ソウルで65歳以上人口の割合が最も高い区は、鍾路区の10.4%で、上位10位までを江北地域がすべて占めていた、これに対し、江南地区は比較的高齢化が進んでいなかった。

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