産業資源部が2日に明らかにしたところによると、7月のデジタル電子産業輸出は前年同月比5.5%増の88億ドルだった。増加率が1けたとなったのは4月以来3カ月ぶり。輸入は7.5%増の50億ドル、貿易収支黒字は38億ドルに達した。
 品目別では、フラットディスプレーやセンサーの輸出が前年同月より77.2%増え7億ドルに達した。半導体は11.4%増の29億2000万ドル。これで7月の電子部品部門輸出規模は41億8000万ドルとなり、前年同月比で18.4%増加、デジタル電子産業全体の輸出をリードした。デジタル家電部門は、プラズマディスプレーパネルが12.2%減、音響機器が24.0%減と大きく減少したが、液晶テレビが62.9%と大きく伸びたのを受け、8.6%という18カ月ぶりの高い増加率を示した。一方、情報機器と通信機器部門の輸出は、それぞれ14.6%と2.8%の減少となった。競争激化と欧州、北米地域の携帯電話端末機販売の低迷などが影響した。

 輸出先別では、中国が20億2000万ドルで6.4%の増加にとどまり、2002年11月の2.7%以来、56カ月ぶりに低い水準を示した。米国は3.0%減の11億1000万ドル、欧州連合(EU)も5.9%減の14億1000万ドルにとどまった。これに対し、アジアは8.4%増、中南米が45.4%増と好調だった。

 産業資源部関係者は、家電部門はウォン高と原材料価格の高値、世界的な競争激化という悪条件にもかかわらず、プレミアム戦略製品輸出の好調で欧州、北米など先進市場だけでなく、メキシコ、インド、中国などの新興市場でも輸出を大きく伸ばしたと評価した。一方、情報機器は競争激化で、通信機器部門も携帯電話端末機の業績不調で、どちらも減少傾向を示している。

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