南北共同宣言実践韓国側委員会は30日、北朝鮮側から豪雨による被害のためマスゲームと芸術公演の「アリラン」を中止すると正式に通達があったことを明らかにした。
 今年のアリラン公演は当初、来月14日から10月中旬まで平壌の綾羅島5・1競技場で行われる予定だった。北朝鮮側委員会は同日、韓国側委員会に送付したファクシミリを通じ、例年にない豪雨のため国内で大きな被害が発生、国民が復旧作業に動員され、そこには地方から上京した一部アリラン公演出演者も含まれていると説明した。復旧にはある程度の期間を要する見込みで、今年はアリラン公演を行うことは難しいとの見解を示すとともに、公演観覧のため注がれた韓国側の努力に謝意を表した。

 これに対し韓国側関係者は、来年4月に予定されている次回公演の観覧と日程などを北朝鮮側と再度話し合う意向を示している。また、まずは北朝鮮の水害復旧に向けた緊急支援について話し合う方針を明らかにした。

 北朝鮮側はまた、来月14~16日に開催することで合意していた「自主・平和・民族大団結に向けた8・15民族統一大祝典」の日程変更については言及しなかった。祝典に向けた南北実務協議は来月8日に予定されている。

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