原油価格の高止まりで、ことしのエネルギー輸入額が800億ドルを超え過去最高となる見通しだ。関税庁が30日に明らかにしたところによると、上半期の原油・ガス・石炭などの全エネルギー輸入量は1億2300万トンで、昨年同期より7.3%増えた。輸入額は昨年同期比43.1%増の420億ドルに達した。
 関税庁は、原油の輸入が昨年同期に比べ価格ベースで44.5%以上急増したことを指摘、「このまま原油価格の高騰が続くと今年のエネルギー輸入額は初めて800億ドルを上回る」との見通しを示した。エネルギー輸入量は、2000年以降毎年2億3000万トン前後の一定水準を保っているが、毎年続く原油価格の高騰で、金額では毎年30%以上の大幅増を示している。

 原油価格の高騰でエネルギー輸入額が上昇するにつれ、輸入額全体にエネルギーが占める割合も30%に迫った。昨年上半期は総輸入額1243億ドルのうちエネルギー輸入額は294億ドルで23.7%を占めるにとどまったが、今年上半期には総輸入額1485億ドルのうち420億ドルで、28.3%に達した。

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