北朝鮮医療支援団体のユージンベル財団は28日、米ジョージ・ワシントン大学で27日に開催された国際保健セミナーに北朝鮮の保健省関係者や結核専門家ら5人が出席したと明らかにした。韓国と米国の医療関係者、ジョージ・ワシントン大学在学生40~50人も出席した。
 韓米の医療関係者は「結核耐性患者の治療対策」をテーマに発表を行ったが、北朝鮮側の出席者らは発表はせず、討論に参加した。北朝鮮医療関係者はセミナーの後、来月2日まで米国に滞在し、現地の結核研究センターと結核関連機関を視察する予定だ。

 ユージンベル財団は5月に北朝鮮関係者らとセミナー出席に関して協議し、先月、米国に査証を申請したという。財団のリントン会長は、「セミナーを通じ治療が困難な北朝鮮の耐性結核患者への関心を喚起し、対策に力を入れる」と述べた。

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.

Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0