北朝鮮の白南淳(ペク・ナムスン)外相は28日、マレーシア・クアラルンプールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)での演説を通じ、米国の金融制裁がある限り6カ国協議には復帰できないとする従来の姿勢を改めて示した。また、ミサイル発射は自衛のための通常の軍事訓練であると主張し、ARFでミサイル関連の共同声明が採択されるならば、ARFからの脱退も辞さない構えを示した。
 白外相はまた、国連安全保障理事会で採択された北朝鮮決議についても「全面的に排撃する」と強調した。北朝鮮がミサイル発射を通常の軍事訓練と位置づけていることを再確認し、国連安保理決議を「排撃」する姿勢を鮮明に打ち出したことから、ARFを通じて北朝鮮の態度変化を引き出そうとしていた関連国の努力も徒労に終わりそうだ。

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 白外相はただ、6カ国協議の共同声明を履行する考えに変わりはないとしており、米国側が先に態度を変えるよう求めた。また演説では、韓米軍事訓練で北朝鮮に対し武器を配置しミサイル訓練をするのが合法で、北朝鮮がやれば違法なのかと反論したという。

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