第19回南北閣僚級会談が11日から4日間、釜山で開催される。10日午後までに北朝鮮からは会談を欠席するとの意思表明はなく予定通り開かれる見通しだが、韓国側は経済協力懸案は扱わず北朝鮮のミサイル発射と6カ国協議復帰問題を議題とする方針を示していることから、北朝鮮が会談に臨むかが最後まで注目される。
 権虎雄(クォン・ホウン)内閣責任参事が率いる北朝鮮側代表団は11日午後、高麗航空のチャーター便で東海直行路から金海空港に到着した後、宿泊先の釜山・海雲台区のホテルに移動する予定。双方代表団は午後7時から、ヌリマルAPECハウスで韓国側首席代表の李鍾ソク(イ・ジョンソク)統一部長官が主催する歓迎夕食会に出席し、公式日程を開始する。歓迎夕食会は慣例では首相の主管だったが、ミサイル発射問題などさまざまな状況を考慮し李長官主催になったとされる。

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 2日目の12日午前にはヌリマルAPECハウスで全体会議を開き、互いが基調発言を行う。韓国側は北朝鮮のミサイル発射に強い遺憾の意を表しその意を突き詰めると同時に、1日も早い6カ国協議復帰を促す考え。一方で、コメ借款と肥料支援など北朝鮮側が提起する可能性が高い経済協力懸案については議論自体を留保する計画だ。そのため、会談の結果として発表される共同報道文は今回作成できない可能性もある。

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