韓国と北朝鮮は29日、2008年北京五輪での単一チーム構成に向け、北朝鮮・開城で体育会談を開催した。6カ月ぶりに再会された会議は8時間に及んだが、合意に至らなかった。
 この日の会談で双方は、単一チームの国号を「KOREA」、団旗は独島を含む朝鮮半島、団歌は1920年に作曲されたアリランとするなどの点で合意したものの、選手の選抜と役員構成で、大きな見解の相違がみられた。韓国側は公開選抜戦と国際連盟記録などを基に選抜することを提起したが、北朝鮮側は5対5の割合で選ぶことを主張した。また役員については、韓国側は選手の割合に応じて配分することを主張したが、北朝鮮側は選手団長をはじめ各種目別にそれぞれ1人ずつ推薦することを希望した。

 双方は共同報道文を通じ、7月中旬に金剛山で第3回会談を行うと明らかにしたが、意見の隔たりが大きいことから、次回も難航が予想される。

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