ソウル大学工学部の電気工学科が、海外の学者らから世界10~20位水準と評価された。学生の質的水準など、一部項目では世界10位内に入るという。ソウル大学が27日に記者会見を開き明らかにした。
 評価団長を務めるスタンフォード大学のボイド教授は、「ソウル大電気工学科は人口1億人以下の国としては世界最高水準」と評価するとともに、効果的な支援と投資開発が実現すれば、今後5年間で世界10位内に浮上することも可能なレベルだと述べた。同学科は、米マサチューセッツ工科大学(MIT)・スタンフォード大学、日本の東京大学・京都大学、英オックスフォード大学・ケンブリッジ大学など世界の名門に比べても遜色がなく、学生の知的能力面では上回るレベルだという。特に論文の発表数や科学技術論文索引(SCI)引用論文数などでは、米国の一流大学にも劣らないと説明した。

 問題点としては、教授の過剰な授業負担、中長期的な研究プロジェクトの不足、外国人教授や女性教授の不足などが指摘され、博士課程の強化や大学院生の多様な社会経験の拡大、自由な研究雰囲気の構築などが改善課題とされた。

 ソウル大学工学部は3月から書類などを通じ電気工学科を含む4学科に関する海外評価を実施、先ごろ電気工学部に対する現場実査が行われた。8月以降、他3学科に対する評価も実施する方針だ。

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