黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大学教授が2004年に科学雑誌サイエンスに論文掲載したヒト胚性幹細胞(ES細胞)研究に関連し、今月中に10カ国・地域で国際特許が申請される見通しだ。黄元教授は2004年と2005年のサイエンス論文をねつ造していたことが発覚し、ソウル大学の教授職を免職されている。
 ソウル大学は27日、「黄教授の後援会が1億2000万ウォン余りの経費を負担し、今月末までに特許出願手続きを終えることを決めた」と明らかにした。出願先は韓国と米国、日本、中国、欧州連合(EU)、豪州、カナダ、インド、ニュージーランド、ブラジルで、当初の計画より6カ国少ない。

 黄元教授は2004年と2005年のサイエンス論文に基づき、特許協力条約(PCT)国際特許を出願済みだが、特許権を維持するのに必要な国別の特許出願手続きは進んでいなかった。しかし、論文のねつ造が明らかになっているだけに特許が認められるかは不透明だ。

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