米上院議員30人余りが韓国政府に対し、米国産牛肉と関連製品全体について全面輸入を認めるよう強く求めた。
 ワシントンの消息筋が26日明らかにしたところによると、ルーガー外交委員長を含む共和党と民主党所属の上院議員が、こうした内容の書簡を李泰植(イ・テシク)駐米大使に発送したという。書簡は、「万一、韓国が骨つきの牛肉などを含む米国産牛肉と牛肉関連製品すべての輸入を認めない場合、韓国との自由貿易協定(FTA)締結に必要な議会の支持を得るのは根本的に不可能になるとみている」と主張する。

 韓国政府は、6月から米国産牛肉のうち骨なしの肉部位に限り輸入を認める方針を示していた。その場合の輸入量は過去の半分程度にとどまる。

 上院議員らはまた、来月29日に訪米を控えた日本の小泉純一郎首相にも書簡を送り、訪米前に米国産牛肉の「内臓輸入制限」措置を直ちに解除するよう求めたという。

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