港湾運営ソフトウェア輸出業のトータルソフトバンクは21日、中国最大の海運グループ、コスコ(中国遠洋運輸総公司)が運営する南紗ターミナルに港湾運営システムを100万ドルで販売する契約を19日に結んだと明らかにした。
 広州に新たに建設される南紗ターミナルは、コスコグループの子会社、コスコパシフィック(中遠太平洋)と広州港湾庁が共同で運営する。12月に開場予定で、年間20フィートのコンテナ420万個の処理を目標とする。中国の全貿易の30%を占める広州の物流を大部分カバーすることが可能な交通条件と施設を備える上、港湾処理費用と運送費も安価で、海運物流ハブ港に成長する可能性が高い。

 トータルソフトバンクはこれまで、欧米地域や中東、アフリカ、アジア地域にシステムを輸出してきたが、中国進出は初めて。コスコパシフィックは中国内に複数のターミナルを運営していることから、トータルソフトバンク関係者は今回の契約で中国進出に弾みがつくものと期待している。

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