農林部は19日、米アラバマ州で見つかった牛海綿状脳症(BSE)感染牛の年齢の最終確認に向け調査団を構成、現地に派遣したと明らかにした。BSE感染牛が見つかったアラバマ州牧場と同じ環境で飼育された牛の歯列を確認する方法で感染牛の年齢を推定し、23日に帰国する予定だ。
 韓米両国は1月の交渉で、米国内で飼料規制措置が本格的に施行された1998年4月以降に生まれた牛にBSEが発生した場合、輸入を中断すると定めている。今回の現地調査で1998年3月以前に生まれた牛と判定された場合、農林部は今月末ごろにも牛肉輸入再開問題に最終決定を下す方針だ。この場合、作業場の承認などの手続きを経て、韓米自由貿易協定(FTA)交渉が本格的にスタートする前の5月下旬に輸入再開に踏み切るものと思われる。

 一方米国側は、FTA交渉以前に米国産牛肉の輸入を全面的に再開すべきとの立場を崩していない。

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