金融ブローカー・金在録氏の政財界ロビー活動疑惑を捜査中の大検察庁(最高検察庁に相当)中央捜査部が、ソウル市良才洞の現代自動車グループ本社社屋増築関連の不正疑惑の捜査に当たっていることが明らかになった。
 蔡東旭(チェ・ドンウク)捜査企画官はロビー活動の対象を尋ねる質問に対し、「ツインビル」建設許認可関連で捜査していると明らかにした。ツインビルは、現代自が昨年5月から、良才洞社屋の別館を本館を同じ高さに増築し研究開発センターを建設したもの。総工費1700億ウォンで、ことし末に完工する予定。

 良才洞は本来流通地区のため研究センターの建設は不可能だったが、建設交通部が2004年12月に流通施設地区への研究施設建設が可能になるよう、規則を改定した。また昨年1月にはソウル市が都市計画施設造成計画変更を決定したのを受け、現代自新社屋許認可は一気に進められた。

 検察は建設交通部の規則改定と、ソウル市の都市計画施設造成企画変更過程で、金氏が公務員らと接触しロビー活動を試みた可能性を念頭に捜査に当たっている。

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