2002年のW杯当時に市庁前を埋め尽くした応援団=(聯合)
2002年のW杯当時に市庁前を埋め尽くした応援団=(聯合)
SKテレコムとKTフリーテルが、ソウル市庁舎前の広場の争奪戦を繰り広げている。
 SKテレコムとKTFが争っているのは、ソウル市庁舎前と清渓川広場で計画されているサッカー・ワールドカップ・ドイツ大会の野外応援イベントでの独占使用権。ソウル市庁前広場が持つ象徴性とマーケティング効果を狙ったものだ。

 ソウル市庁舎前広場は、2002年のW杯当時は市民らが多く集まったことから、応援の中心地として多様な広告やメディアに取り上げられるなど、マーケティングの手段として高く評価されている。独占使用権はマーケティングに直結するため両社としてはのどから手が出るほど獲得したいものだ。

 ソウル市は、23日にW杯野外応援イベントの民間主催者公募を締め切り、24日には公募に応募した3つのコンソーシアムから企画について説明を聞いた。ソウル市は秩序維持や、安全対策、ソウル市に対する寄与度などを総合的に検討し27日までに結果を発表する方針だ。

 KTFはこの公募に、大韓サッカー国家代表チームのサポーターズクラブ「レッドデビルス」や、現代自動車と共同で参加しSKテレコムはメディア関連5社と手を組んだ。MBCも独自のコンソーシアムを構成し参加しており、三つ巴の戦いとなっている。

 SKテレコムとKTFの関係者は「象徴的な意味合いも大きく、なんとしてでも使用権を得たい」と口をそろえている。



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