乗務が禁じられ控え室で対策を練る女性乗務員ら=25日、ソウル(聯合)
乗務が禁じられ控え室で対策を練る女性乗務員ら=25日、ソウル(聯合)
高速鉄道(KTX)の女性乗務員が、私服による乗務を通じた争議行動を起こそうとしたことから、25日午前から多くのKTXで女性乗務員がいない状態が続いている。
 鉄道労組は来月1日からストライキ突入を予告しているが、これに先立ちソウルと釜山のKTX乗務員労組所属の組合員350人余りが、私服着用による順法闘争に乗り出したもの。乗務員らが所属する韓国鉄道流通(旧・鉄道弘益会)は、社内規則に違反しているとして私服での乗務を禁じたため、午前6時以降のほとんどの列車で女性乗務員によるサービスが中断されている。鉄道流通は鉄道公社所属の男性乗務員を動員しているが、緊急事態発生時の対応など安全面での問題が懸念されている。

 鉄道流通関係者は「業務の性格上、私服での勤務は適切でないと判断し乗務を禁じた」と話している。これに対し乗務員側は「私服でも乗務員であることを示す名札をつけており、乗務に大きな支障はないのに乗務が禁じられた」と反発している。

 KTXの女性乗務員は、所属先の鉄道流通から鉄道公社に派遣されているため、鉄道公社への正社員採用や勤務条件の改善などを訴えている。


Copyright 2005(c) YONHAPNEWS. All rights reserved
 0