米国系年金基金運営コンサルティング会社ワトソンワイアットが昨年発表した「世界10大年金基金の現況資料」によると、国内の国民年金基金は積立額が1349億ドルに上り、世界ランキングの第6位に入った。前年度の8位から、2段階躍進した。保険福祉部が24日に明らかにしたもの。
 国民年金積立額は、日本の厚生年金基金が1兆585億ドルで最高だった。次いでオランダの公的年金が2308億ドル、米カリフォルニア州の公務員年金が1683億ドル、日本の地方公務員年金が1641億ドル、米連邦公務員退職年金が1410億ドルと続いた。

 国民年金基金の収益率は他年金に比べやや低調しているが、2000年から5年間黒字を続けており、5年間の平均収益率は6.75%だった。

 保険福祉部関係者は、今後の基金運用の方向性について「構造調整が完了した国内企業の買収や中大型アパートの賃貸事業などに投資を多角化し、専門的・効率的な基金運用を目指す」と話している。


Copyright 2005(c) YONHAPNEWS. All rights reserved
 0