LGテレコム、DACOM、パワーコムのLG系列通信会社3社の社長が22日に会合を開き、その背景に関心が集まっている。
 通信業界によると、LGテレコムの南ヨン(ナム・ヨン)社長、DACOMの朴鍾応(パク・ジョンウン)社長、パワーコムの李貞植(イ・ジョンシク)社長が22日夜、ソウル市内で会合を持ち、通信産業の懸案などについて話し合ったという。

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 ハナロテレコムは前日に無償減資計画が明らかになっており、売却に向けた動きを進めているとの観測が広まっていることから、LGグループが同社買収を検討しているとの見方も出ている。3社社長らはLG系列以外にハナロテレコムが買収された場合の対応策などについても話し合ったとみられる。

 ハナロテレコムがSKテレコムに買収された場合、国内通信市場はKTとSKテレコムによる2社体制の色合いが強まり、LGグループの立場が弱まるというのが業界の共通認識だ。このため、ハナロテレコム売却の可能性が提起されればLGグループとしては敏感に反応せざるを得ない状況だ。

 一方、LGグループ関係者は「昨年末から3社で相乗効果を出せる方策を模索するため、3社社長の会合を持とうという話が出ていたが、それがやっと実現したもの」とし、特別な意味のある会合ではないと拡大解釈に釘を刺している。

 それでも、ハナロテレコムの無償減資とナスダック上場廃止の話が伝わった21日午後に会合開催が決まったこともあり、業界ではこの会合がハナロテレコムとなんらかの関係があるとの見方が根強い。


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