設計を専門に行うファブレス企業からの委託生産注文が増えているのを受け、半導体ファウンドリ企業は今年、生産ライン増設など設備投資を進める。
 半導体業界が31日に明らかにしたところによると、国内半導体ファウンドリ大手の東部亜南半導体は、今年1500億~2000億ウォン規模の設備投資を行う計画だ。同社関係者は「昨年下半期から90%の工場稼働率を維持している。ファブレス企業の生産量拡大要求に応え、設備拡充に向けた投資を進める計画」と説明した。また、ファブレス企業に対する資本投資やワンストップサービスで顧客密着型サポート体制を構築するなど、協力関係を強化するとしている。既に昨年国内ファブレス企業1社と資本投資を含む戦略的提携を締結しており、今年はさらに4社以上との締結を進める。

 サムスン電子もポートフォリオの多角化と競争力強化を目指し、京畿道器興のシステムLSI専用ラインでファウンドリサービス事業を開始する方針で、既にファブレス企業との商談が進んでいる。

 業界関係者は「モバイルやゲーム機、通信機など半導体需要が増え、ファブレス企業からの注文が増えた」と分析し、受注に対応するため生産ラインの拡大が続くとの見通しを示した。


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