韓国銀行が26日に発表した昨年の国際収支動向(速報値)によると、昨年の経常収支は165億6000万ドルの黒字で、前年の281億7000万ドルから41.2%の大幅減となった。経常黒字の縮小は、輸出の好調にもかかわらず原油価格の高騰など原材料価格の上昇で輸出の伸びが大きかったことや、海外旅行や留学が増えたことでサービス収支赤字が大幅に増えたためと分析される。
 昨年の商品収支は334億7000万ドルの黒字で、前年より10.9%増えた。しかしサービス収支は前年の80億5000万ドルの赤字から昨年は130億9000万ドルと赤字幅が大幅に拡大し、過去最大となった。

 所得収支は対外利子収入の増加にもかかわらず、配当金支払いが増えたことから13億2000万ドルの赤字と成り、経常移転収支は25億ドルの赤字となった。


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