韓国産業銀行は25日、北朝鮮の産業技術水準は韓国より最大で35年遅れていると評価した。主要産業の生産能力のほとんどが韓国の半分にも満たない上、稼働率が低く実際の生産額は20分の1にとどまっていることから、正常化に向けた支援が必要と指摘した。
 韓国産業銀行によると、北朝鮮の電力、造船、化学繊維、紡績産業などの技術は韓国の60年代後半レベルだという。自動車、石油化学、飲料食品、精密化学、家電製品など6項目が70年代レベル、鉄鋼、自動化技術、通信機器、情報技術(IT)産業など5項目は80年代レベルとみられる。非鉄金属がかろうじて韓国の技術レベルに最も近いとされたが、それでも90年代初盤と分析された。

 生産能力も基礎素材分野の鉄鋼と石油化学がそれぞれ韓国の11%と1%に過ぎず、それ以外の産業の発展を妨げており、住民生活と密接するテレビ受像機や化学繊維も韓国の3%と7%水準にとどまった。非鉄金属、化学肥料、履物などは韓国の半分に達しているものの、産業稼動率が27%にとどまり実際の生産額は韓国の5%ほどという実情だ。

 韓国産業銀行は、北朝鮮産業の正常化にはまず軽工業支援と重工業工場の改・補修で基盤を固め、開城工業団地などの輸出特区を開発し外貨獲得率を高めるべきと説明した。外国人投資を誘致し産業構造を造成することが必要だといいう。


Copyright 2005(c) YONHAPNEWS. All rights reserved
 0