サッカーKリーグ釜山アイパーク入団式を行った北朝鮮代表チームのミッドフィルダー、アン・ヨンハッ選手は、「未来のことは分からないが、1~2年後にヨーロッパで活躍するのが夢。Kリーグで活躍し学びたい」と希望を語った。少し興奮した表情で会場に姿を表したアン選手は、質問に答えるうちに落ち着きを取り戻し、笑顔を浮かべ自信に満ちた様子で質問に答えた。
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以下は一問一答。
――韓国に来た感想は?
「韓国でプレーしたいという夢が実現した上に、空港にたくさんの人が来て歓迎してくれた。嬉しい。幸せだ」
――韓国での目標は?
「まずはチームのメンバーとして試合に出場することが一番の目標。2番目はチームの優勝。韓国で成功できるか分らないがベストを尽くしたい」
――Kリーグについて。
「有名な選手はみんな知っている。パク・チソンやイ・チョンス選手のような代表チームの選手も知っている。しかし、外人選手のことはよくわからない。Jリーグとの違いは、選手の精神力が強い点だと思う」
――自分のプレースタイルと、性格について説明を。
「一生懸命によく走ると言われる。性格も良いと思う」
――Kリーグでプレーしたいと思ったのはいつ?
「2002年のワールドカップで韓国がベスト4に勝ち抜く姿を日本でテレビで見た。その時から韓国でプレーしてみたいと思った。イタリアに勝ったときは嬉しくて泣いたほど。釜山アイパークに入団できて本当に嬉しく思う」
――北朝鮮代表チームから招集を受けた時はどうする?
(イ・ジュンハ社長が代わりに)「何も問題ない。FIFAの規定に沿って代表チームの呼出しには応じることになっている。チーム側もこれに従う準備ができているし、アン選手も同じだ」
――自信のあるポジションは?
「自信があるのは守備型ミッドフィールダー。攻めも守りもできる。だが攻めも好きなのでフォワードも可能。すべてのポジションを消化できる自信がある」
――祖父の故郷(全羅南道の光陽)について
「幼い時祖父の生前に、食べ物が美味しく美しい所だと聞いた」
――ハンサムですが、本人はどう思っているか?
「自分の顔は見えないので分らないが、服装には気を付けている」
――家族構成は?
「祖母と母方の祖母、両親と兄が1人います」
――韓国行きが決まった時の家族の反応は?
「家族全員が喜んだ。1人で辛いだろうが頑張れ、応援に来る、と言っていた。母は、釜山には温泉があるから必ず来ると言っていた(笑)」
――最近日本の高校サッカー選手権大会でベスト8を記録した大阪朝鮮高校の選手にメッセージを
「直接スタジアムに行き観戦した。朝鮮人として堂々と戦ったと思う。惜しくも優勝チームの野洲高校と最後のPK戦で敗れたが、その姿は在日朝鮮人社会に夢と希望を与え、やればできると言う可能性を見せ付けた思う。本当に良くやった。お疲れさまと伝えたい」
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