盧大統領は現在の韓国を「まだ走り続ける時期」とする一方で、「スピードを調節しながらこれまでを振り返り、間違ったことを正し、冷静に未来を設計する余裕を持つべき」とし、全国民がこれに賛同し未来に備えるよう求めた。
また、「遠くを見て深く考えよう。開かれた心で対話しよう。そして民主的な手順で下された結論に対してはともに責任を持つ社会を作ろう」と呼びかけた。自らが作った規範を尊重し協力しながら約束を実践すれば、互いに信頼が築かれ明るい未来も見えると説いた。
民生経済問題については、通貨危機を完全に乗り越え、後遺症もほぼ克服できたと評価した。ただ、庶民の生活は苦しいとして、新年には庶民の境遇改善に努める方針を明らかにした。
盧大統領は「大韓民国は躍動的な国。30年を振り返ってみると実に大きく変化してきたが、この速度はまだ当分続くだろう」との見方も示した。
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