韓国野球委員会(KBO)の次期総裁に、辛相佑(シン・サンウ)元国会副議長が就任する可能性が高まっている。KBOは26日にソウルの野球会館で開かれた第2回理事会で、下馬評が上がっている辛元副議長と面談した後に来年1月3日に開かれる理事会で次期総裁として推薦することを決めた。
 理事会終了後に行なわれた記者会見でKBOの李相国(イ・サングク)事務総長は、「KBO総裁は球団主の中から推薦するとの決議事項に従い8球団の意向を尋ねたが、どの球団も推薦しなかった」と明らかにした。しかし、推薦者がいないまま総裁職を長い間空席にすることはできないとして、「辛元副議長に会い総裁職受諾と懸案解決についての見解を聞いてから、総裁として推薦するかどうかを決定することにした」と説明した。

 辛元副議長はプロ野球とは特に関わりのない政治家出身のため、プロ野球ファンや市民団体からは「天下り人事」との非難を受けているが、KBO入りの可能性は多角的に打診されたものとされており総裁就任はほぼ確定的な状況だ。

 KBO総裁職は朴容オ(パク・ヨンオ)前総裁が1998年から7年間在任していたが、斗山グループの不正蓄財など一連の問題を受け11月25日に辞任して以来、空席となっている。


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