特許庁の金鐘甲(キム・ジョンガプ)庁長と日本の中嶋誠特許庁長官が30日に大田で会談し、両国間の特許制度の統一化に向けた準備段階の「韓日特許審査ハイウェイ」覚書を締結した。特許審査ハイウェイとは、韓日両国に特許出願した場合に、一方の国で特許登録決定が出れば、もう一方の国ではこれを簡単な手続きにより優先的に審査し特許登録決定を下す制度。両国は審査結果を互いに活用するため、審査関連書類を電子的に相互閲覧できるシステムも構築する。
 この制度が施行されれば審査手続きの簡素化、スピード化を通じ出願者の利便性が向上するだけでなく、両国の特許庁の審査結果を相互活用するシステムを備えることができ、より正確な審査が実現すると期待される。

 特許庁関係者は「今回の覚書締結で両国間の特許制度統一化だけでなく、韓国と日本、中国間の特許協力体制を強化するチャンスになるだろう」と話している。


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