ロウン(SF9)の俳優としての活躍を振り返ってみる(画像提供:wowkorea)
ロウン(SF9)の俳優としての活躍を振り返ってみる(画像提供:wowkorea)
韓国ボーイズグループ「SF9ロウンの俳優としての活躍を簡単に振り返ってみた!

SF9 の最新ニュースまとめ

 2016年にFNCエンターテインメントから「SF9」のメンバーとしてデビューしたロウン。彼の本格的な俳優活動は、2017年に放送された「恋するレモネード」が始まりである。「恋するレモネード」は“学校シリーズ”と呼ばれる人気作で、シリーズの7作目として制作された。当時彼は俳優活動を始めたばかりで、そこまで大きな役ではなかった。

 だが、翌年2018年に放送されたドラマ「アバウトタイム~止めたい時間~」、ドラマ「輝く星のターミナル」では、それぞれ主演である女優イ・ソンギョンの弟役、主演チェ・スビンに片思いをする同期役と、主要キャストとして出演し話題となった。
 その結果、その年の『SBS演技大賞』で「新人俳優賞」にノミネートされ、ドラマ3作目の出演にして彼の演技が評価されたことが分かる。


 そして、2019年には初の主演ドラマ「偶然見つけたハル」が放送される。心臓病を抱えるダノが、ある出来事から自分がマンガの登場人物だということを知ってしまう。そして程なくして、同じくマンガのエキストラ13番の男子生徒と出会う。自身が心臓病で他界するエキストラだったことに憤怒したダノは、男子生徒にハルと名付け、運命を変えようとしていく、ファンタジーな学園ドラマ、そしてラブストーリーとして楽しめる作品だ。
 ロウンはこの作品で、エキストラであった自分の人生がダノに名前を付けてもらうことで輝いていき、やがてダノを好きになっていく、エキストラ13番のハル役を演じた。
 韓国ではジャンルやストーリーの新鮮さと、当時ドラマ「SKYキャッスル」で名を広めたキム・へユン、ドラマ「アルハンブラ宮殿の思い出」や「恋愛ワードを入力してください〜Search WWW〜」で振り幅のある役を見事に演じきった新人俳優イ・ジェウクが、ロウンと共に主演を務めたことも話題となった。また、ドラマの人気から題名を略した「オハル」の愛称で視聴者から親しまれた。

 そうして人気作となった結果、2019年の『MBC演技大賞』でイ・ジェウクと共に「新人俳優賞」を受賞した。さらに、キム・へユンが「水木ドラマ部門優秀女優賞」「新人女優賞」、作品は「今年のドラマ賞」を受賞した。また、2020年に開催された『ソウルドラマアワード』では「ドラマ賞」を受賞するなど、その年の授賞式では作品・俳優らの演技が共に評価されたと言えるだろう。


 そして2年後に復帰作として、NAVERシリーズのウェブ小説を原作としたドラマ「先輩、その口紅塗らないで」で女優ウォン・ジナと共に主演を務めた。コスメブランド「クラル」のマーケターユン・ソンアと、彼女の後輩チェ・ヒョンスンのオフィスラブストーリーである。
 前作の学園ドラマとは異なり、大人っぽく頼りがいのある年下男子を見事に演じきり、また彼が初めて挑戦する本格的なラブストーリーだけに話題性もあり、日本でもテレビ放送されるなど彼の人気作となった。


 その約半年後に放送されたのが、ドラマ「恋慕」である。最近、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」が大ヒットし引っ張りだことなった、女優パク・ウンビンとのダブル主演作品だ。「恋慕」は朝鮮時代に双子として生まれ、女という理由だけで捨てられたフィが兄の世孫が死に、男装して代わりに世子になることで起きることを描いた作品だ。世子となったフィと、彼女の師匠で侍講院の司書チョン・ジウンのラブストーリーでもある。
 この作品は韓国で最高視聴率12.1%を叩き出し、日本ではNetfilixで韓国と同時配信された。また、時代劇としては初めてネットフリックステレビショー部門のグローバルトップ10に入るなど、人気の高さが伺える。
 その年の『KBS演技大賞』ではロウンが「男性新人賞」「男性人気賞」を受賞、パク・ウンビンは「女性最優秀賞」「女性人気賞」、また「ベストカップル賞」を2人で受賞した。
 さらに今月、韓国ドラマで初めて国際エミー賞を受賞したことでも話題となった。 
 この役柄を通して、さらに世間には「俳優ロウン」としての名前を知らしめただろう。 


 そして今年、ドラマ「明日」でチェ・ジュヌン役として再びNetfilix作品に戻ってきた。「明日」は、増えすぎた死者を減らすため、死神たちが死を望む人々を救う役割を担うようになった世界を描くファンタジーヒューマンドラマである。Netfilixでは非英語圏TV番組で週間7位を記録し、世界中で話題となった作品である。香港やマレーシア、インドネシア、シンガポールなどでは1位を記録するなど、その世界観とストーリーの良さに世界中が熱狂した。
 日本でも週間ランキングに作品が挙がるなど、Netfilixオリジナルドラマの中でも人気作であることがうかがえる。


 彼はドラマ4作目にして主演を務め、その作品が俳優として評価されたことから、次々と新しいドラマに出演し、そのどれもで主演を務めてきた。毎回新鮮なキャラクターで視聴者を楽しませてくれる彼だが、次はどんな作品で会えるのだろうか。



『明日』オフィシャル予告編
『明日』オフィシャル予告編




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