歌手パク・ジフン、「ウィンク男」からOTTスターへ…ドラマ「弱い英雄」が開くパク・ジフンの第2幕(画像提供:wowkorea)
歌手パク・ジフン、「ウィンク男」からOTTスターへ…ドラマ「弱い英雄」が開くパク・ジフンの第2幕(画像提供:wowkorea)
アイドルから俳優へ。「Wanna One」出身のパク・ジフンが、芸能界人生の第2幕を迎えた。Mnet「PRODUCE101シーズン2」でウィンク一つで一躍スターダムに上がったパク・ジフンは、wavveオリジナルシリーズ「弱い英雄」を通じて俳優として強力な印象を残し、新しい羽ばたきを始めた。

パク・ジフン(元Wanna One) の最新ニュースまとめ

去る18日に公開された「弱い英雄Class1」は、上位1%の優等生ヨン・シウン(パク・ジフン)が初めて友人になったスホ(チェ・ヒョンウク)やボムソク(ホン・ギョン)と一緒に多くの暴力に立ち向かっていく過程を描いた、弱い少年の強いアクション成長ドラマだ。

この作品でパク・ジフンは、主人公のヨン・シウン役を演じた。劇中ヨン・シウンは勉強以外には関心のない自発的なアウトサイダー(陰キャ)だ。ヨン・シウンは唯一の関心事だった「勉強」の妨害をされ、自身をいじめていた不良グループに立ち向かう。けんかをしたことはなかったが、生まれ持った頭脳と学習した理論で軽く不良グループを制圧するが、また違った事件に巻き込まれ成長痛を味わう。

パク・ジフンは、ヨン・シウンの無気力なまなざしから嵐のような感情を経る過程まで繊細に描き、演技に対し好評を受けている。ここにアクション演技まで軽く消化し、立体的なヨン・シウンを完成させた。劇の中心となる人物なので、ヨン・シウンの感情のラインが重要だが、パク・ジフンは「アイドル出身」という先入観でも、このような乱れのない演技でヒットに繋がっている。

ドラマ「弱い英雄」は、公開直後からすぐにwavve2022年有料加入者1位を記録した。去る20日には、OTT(動画配信サービス)統合検索及びコンテンツおすすめプラットフォームであるキノライツでも「財閥家の末息子」、「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」(原題:「消防署の隣の警察署」)などの作品を押さえて「今日のコンテンツ」で1位となり、その話題性を立証した。海外の反応もすごい。iQIYIアメリカと台湾をはじめとして、Vikiチャンネル内のKOCOWAでも評点9.9を記録し口コミが広まっている。

パク・ジフンの活躍がさらに注目されるのは、彼がオーディション番組出身のアイドルだからだ。パク・ジフンはMnetサバイバル番組「PRODUCE101」シーズン2でグループでのデビューが確定する最終11人に選ばれ、プロジェクトグループ「Wanna One」として活動し、少年美で多く愛された。かわいいウィンクで「ウィンク男」という愛称を得て、「僕の心に保存」という愛嬌(あいきょう)たっぷりの流行語を残した。「Wanna One」の活動期間終了後にも、ソロ歌手として活動し、JTBC「コッパダン 〜恋する仲人〜」、ウェブドラマ「恋愛革命」、KBS2「遠くから見ると青い春」、Netflix「再婚ゲーム」(原題:「ブラックの花嫁」)まで多数の作品を通じて俳優として活動してきた。

しかしパク・ジフンはこれまで俳優として特別成果を挙げられず、同年代の「演技ドル」の活躍の中でも注目されていなかった。ゆえにパク・ジフンが出演するドラマ「弱い英雄」に対する期待も高くなかった。しかし作品公開後、雰囲気は反転した状況だ。アイドル時代に愛されていた「少年美」を捨て去り、俳優として新しい道を開いた。

チョン・ドクヒョン文化評論家は、「パク・ジフンはアイドルという肩書のせいで俳優としてイメージにいつも先入観がついてきたが、この作品の中ではうまく溶け込んだ演技をした。深い内面演技とアクションを同時に行うことは容易ではないが、上手に行い好評を得た」と分析した。続けて、「パク・ジフンがもともと感情演技に対豊かな潜在能力があり、アイドルグループ出身という点をアクションを消化する際の利点としている。パク・ジフンにとって『弱い英雄』の公表は俳優としての人生の一つの大きな転換点となる」と話した。
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