“tvNの公採芸人”だと思われている(⁉)イ・ソジン。(画像:画面キャプチャ)
“tvNの公採芸人”だと思われている(⁉)イ・ソジン。(画像:画面キャプチャ)
11月9日(水)に放送されたtvN「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(以下、「ユ・クイズ」)に俳優イ・ソジンが出演した。同局で7日(月)からスタートした新月火ドラマ「エージェントなお仕事」の番宣だが、イ・ソジン本人がそれをあまり意識しておらず、さまざまなテーマで語ったユ・ジェソクとの軽妙なトークがひたすら面白い展開だった。

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オープニングの登場シーンには、「気難しい兄さんがいらっしゃいます」というテロップが出され、ユ・ジェソクが「おぼっちゃまがいらっしゃった」と出迎えながら、イ・ソジンのトレードマークであるえくぼをつっつこうとして、やめろと防御される和気あいあいとした雰囲気でスタート。「気難しさと柔らかさを行き来する国民のギャップ男」「知れば知るほどハマる魔性の俳優」というユ・ジェソクの紹介コメントにイ・ソジンも初っ端からえくぼが全開だった。

そして、イ・ソジンといえば、盟友ナ・ヨンソクPDとの縁があるため、tvNとは関係が深い。今回、資料映像(出演した番組のシーン)が豊富に差し込まれていたのも特徴的だったし、スタッフからも紹介テロップで「tvNを代表する芸人」「そして彼の本業は俳優です(ハートマーク)」と若干イジられたり、今回の収録は朝早くから予定されていたが、朝は遅くまで寝ているというイ・ソジンのご要望(?)で午後からの収録になり、「早く終わってほしい(笑)」というイ・ソジンに、やはりテロップで「早く進行するようにします」と答えたり、スタッフの愛あるテロップでのやり取りも目を引いた。

イ・ソジンは元々映画、音楽が好きで、映画関連の仕事をしたいと思っていて、この世界に入ったことや、世間からは兵役を免除されたと思われているが、兵役を終えてから芸能界デビューをしたこと、俳優になると言ったとき、父親から「自分がチェ・ミンスだとでも思っているのか?」と罵られたことなど、どんな質問にも気持ちいいぐらいスパスパとテンポよく答えるので、思わずユ・ジェソクが「兄さん、こんなにトークがうまいのになんで?“食堂”とかやらないで、僕たちと一緒にやりましょうよ!」とスカウトするほど、楽しいトークだった。

また、イ・ソジンの代表作の一つである「イ・サン」のエピソードも興味深かった。以前「ユ・クイズ」に女優ハン・ジミンが出演した際、自分にとってのイ・サンは「赤い袖先」のジュノ(2PM)ではなく、共演した「イ・サン」のイ・ソジンだと語ったが、その放送を見たというイ・ソジンはハン・ジミンに感謝しつつも、自分は15年も前のイ・サンだとし、自分にとってのイ・サンはジュノだと答えた。

さらに、当時大人気だった「イ・サン」は途中で延長が決まったが、イ・ソジンはそれが嫌だったため、条件として受け入れてもらえないであろう「脇役、エキストラのギャラUP」と「スタッフのご褒美旅行」を提示したら、承諾されてしまい、仕方なく延長に同意したという裏話も。そのとき、先輩からも感謝されたが、罪悪感もあったと明かし、そのようなことを通じて、社会というのはみんなで一緒に回すものであって、自分のことだけを考えてはいけないと感じたとし、人間的にも勉強になったドラマだったと振り返った。

イ・ソジンのツンデレは有名だが、ユ・ジェソクも以前、「ランニングマン」(SBS)にゲストで来たイ・ソジンから後日、プレゼントをもらったことや、イ・ソジンが「花よりおじいさん」「ヨジョンの思いがけない旅程」で大先輩と旅をしたとき、共演者はもちろん、スタッフにもさりげない気遣いを見せていたシーンがまとめて公開されたが、改めてイ・ソジンの人となりがよく分かる構成だった。

何よりも、イ・ソジンを知り尽くすナ・ヨンソクPDがインタビューVTRに登場し、イ・ソジンについて語っていたのも印象的だった。これまでイ・ソジンはtvNのバラエティー13番組に出演しており、「tvNの公務員」と呼ばれ、最近の若い子たちからは、“tvNの公採芸人”だと思われているとか(笑)。それぐらい、バラエティーでも目立ち、存在感を発揮しているということだ。

ナ・ヨンソクPDの話では、イ・ソジンは「嫌だ、嫌だ」と言いながらも、結局はすべてやる人であり、いまだに「花よりおじいさん」に出演したベテラン俳優たちの舞台があると、ナ・ヨンソクPDを誘って見に行くのだという。行くと、まずは楽屋に出向いてあいさつがてら激励し、公演が終わると食事に誘ってもてなすのだとか。そんなイ・ソジンの姿を見ながら、番組が終わってもベテラン俳優たちへの尊敬心や愛情が続いているのではないかと分析していた。

インターネットの書き込みで、「イ・ソジンが結婚したら一番喜ぶのはナ・ヨンソクPDではないか?」と書かれた文が紹介され、新婚旅行に行くときには「花より新婚」、新居を構えたら「新婚日記」、子供が生まれたら「育児リアリティ新バラエティー」を作り、子供が少し大きくなったら「三食ごはん離乳食編」ができるのではないかと想像するネットユーザーがいたが、あながち間違っていないかもしれない。それぐらい、ナ・ヨンソクPDはイ・ソジンとの会話から何でも番組につなげようとするのだというから。

イ・ソジンはナ・ヨンソクPDのことを聞かれると、“非常識な(?)弟”と答えていたこともあったが、今では番組だけではなく、プライベートでもよく会うので、PDというより、“親しい弟”になったと語り、一方のナ・ヨンソクPDもイ・ソジンとの関係を聞かれると、“近しいビジネスパートナー”と答えていたが、最近は“ありがたい兄さん”“良い兄さん”だとし、「ちょっと尊敬している。すごくたくさんではないよ(笑)」と照れながら、お互いへの信頼を垣間見せていた。

これまで見切り発車で番組を始めることもあったが、ほとんどの番組が上手くいっており、ナ・ヨンソクPDも“運”でここまできたと笑うイ・ソジン。そんな2人がまた「ユン食堂」シリーズのスピンオフ「ソジン家(仮題)」を制作することが報じられており、2人がタッグを組む新番組への注目度も高い。

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