韓国ドラマ「恋慕」で大注目の“演技ドル”ロウン(SF9)、初ソロファンミで満員の会場にド緊張(画像提供:wowkorea)
韓国ドラマ「恋慕」で大注目の“演技ドル”ロウン(SF9)、初ソロファンミで満員の会場にド緊張(画像提供:wowkorea)
韓国の人気ボーイズグループ「SF9」のメンバーロウンが、去る7月24日、25日、8月7日に、埼玉、東京、大阪で初となるソロファンミーティング「2022 ROWOON(from SF9)1st Solo FANMEETING ~恋慕(LOVE)~」を開催した。3日間で6公演を行い、歌とトークでファンを魅了した。ここでは、初回となる24日の埼玉・川口総合文化センターリリア・メインホール昼公演の模様をレポートする。

ロウン(SF9) の最新ニュースまとめ

 ロウンは2016年10月に、9人組ダンスボーイズグループ「SF9」のメンバーとして韓国でデビュー。190センチの高身長と彫刻のような美形ぶりが話題となり、俳優としても活躍。近年は「偶然見つけたハル」(2019年)、「先輩、その口紅塗らないで」(2020年)、「恋慕」(2021年)、「明日」(2022年)と主演作が立て続けにヒットし、演技ドル(演技もできるアイドル)として大ブレイク中。今回のファンミーティングも当初は24日の2公演のみ開催の予定だったが、チケットを発売すると昼夜公演ともに即完売し、25日の東京、そして8月7日の大阪公演が追加されるほど日本での人気も高い。

 前半は、ロウンのアーティストとしての一面を見せるライブパートからスタート。生バンドがピアノのイントロを奏で始めると、幕が開いてロウンが登場。満員の会場と大きな拍手に驚いた表情を見せたが、すぐに白い歯が見えるほどの笑顔となり手を振りながらステージの中央へ。日本でもNetflixで配信され連日ランキング上位をマークしていた主演ドラマ「恋慕」で自らOSTを歌った初のソロ曲「No Goodbye In Love」がオープニングを飾った。マイクを握るロウンからは緊張が伝わってきたが、「SF9」のボーカル担当として世界のステージで歌ってきた経験を活かし歌い上げると、「WOW!」と感嘆の声を発し「初めてのソロファンミーティングなので、とても緊張しています。でも皆さんの笑顔で少し楽になりました(笑)。『恋慕』のチョン・ジウン(ロウンが演じた役名)になりきって歌いました。今回は“恋慕”というタイトルなので、セットリストも恋愛をテーマにしました」と日本語で一生懸命説明。

 2曲目は「韓国でも人気のある安全地帯さん。その中でも僕が大好きな曲」という「あなたに(安全地帯)」を日本語で熱唱し、そのあとはドラマ「偶然見つけたハル」のOST曲「first love(Epitone Project)」、「大好きな曲」という日本語曲「メロディー(玉置浩二)」、「Lie Lie Lie(Lee Juck)」と計5曲を披露。低音の効いた甘い歌声でファンを魅了した。

 後半は俳優としてのロウンの魅力、そしてプライベートのロウンを知ることができるゲーム&トークのコーナーを展開。なんと、来場者の6割はドラマを見てロウンのファンになったという。会場のファンが参加する2択クイズ<恋慕、恋い焦がれるのはどっち !! ~忠心? 恋心?~>コーナーでは、「最近はテニスにハマっている」ことや、「コーヒーは凍え死んでもアイスアメリカーノ派」など、彼のプライベートが垣間見られ、<先輩、 その人生グラフ見せないで!! >コーナーでは人生グラフでこれまでを振り返り、「子どものころgodに憧れ、オーディション番組『スーパースターK』に触発されて歌ったカラオケで褒められて歌手になれるかもという勇気が生まれました」ということ、そして「今が人生で一番幸せ。でも、大きな幸せを望むより、その日1日を幸せに過ごしたい」という人生観も明かした。

 もちろん、大ヒットドラマ作品を振り返るコーナーも。マンガの中の世界を描いた初主演作「偶然見つけたハル」では、ハルを演じたロウンの誠実なジェントルマンぶりが注目され、「MBC演技大賞」で新人俳優賞を受賞。ドラマの映像が流れると、その美しさに客席からは思わずため息が漏れる。注目のきっかけとなった作品に「始めたときは内容も複雑だし本当に怖かったけれど、やればできるという自信をつけさせてくれた作品です。お酒が入った打ち上げの席で、“もうハルはいないんですよ~”と泣いたのを覚えています」と役への愛情を吐露。

 年上女性との恋愛を描き話題になった「先輩、 その口紅塗らないで」では、「監督に言われた言葉が気になり心理学の本を読んだりして、人間としての成長にもつながった作品」と言う。「KBS演技大賞」で新人賞、人気賞、ベストカップル賞の3冠を獲得した大ヒット作、初の時代劇『恋慕』については、「僕にとっては挑戦でした。でも時代劇も現代劇も人々が生きていくという上で違いはありません。僕が演じたチョン・ジウンは自由奔放なキャラクターだからこそ、氷のような世子(王位継承者)の心を溶かすことができたんじゃないでしょうか」と語った。

 あの世からの使者を演じた最新作「明日」については、「この作品から、生きること、人生の大切さを感じられると思います。今日という1日、そして明日がどれくらい大切かを教えてくれる作品」と、その魅力に言及。そして今後の俳優活動に関しては、「ラブコメに出たいです。恋愛だけでなく、コメディの要素がある作品に挑戦したい。アクションや映画にも出てみたいです」と抱負を語った。

 最後は満員の客席に向かって「僕も人間ですから、疲れたり大変なこともありますが、久しぶりの日本で、こんなにたくさんの皆さんが待っていてくれたことが大きな慰めになりました。皆さんの存在は、僕が新しいことに挑戦するための勇気です。次の機会には、もっと成長した姿をお見せしたいです。僕を緊張させるのも皆さんだし、緊張をほぐしてくれるのも皆さんです。これからも僕に気分のよい緊張感をくれますか?」と問いかけると、大きな拍手でファンが応える。そして、「今日(7月24日)はSF9のメンバー、ダウォン兄さんの誕生日です。8月には日本でSF9のファンミーティングもあります。僕が皆さんにいただいた感情をそのまま皆さんに感じてほしい。僕と同じ気持ちを感じてくれたらうれしいです。遅くならないうちにまた新しい挑戦のお知らせをして、皆さんをドキドキさせたい。それまで健康で待っていてくださいね。日々のささやかなことが幸せに感じられるよう祈っています。すぐにまた会える日を願っています。今日は本当にありがとうございました!感動しました!」とあいさつして、3階にまで大きく手を振りながらステージを後にした。

 ロウンはその後、「SF9」の日本デビュー5周年を記念した「SF9 JAPAN FANMEETING 2022 “HANABI”」(8月2日/神奈川県民ホール、8月4日/大阪フェスティバルホール)に参加した。さらに12月17~18日に千葉・幕張メッセ 国際展示場での事務所フェス「2022 FNC KINGDOM - STAR STATION -」に出演予定。また、今秋からTBSで放送される日韓合同アイドルボーイズバンド結成プロジェクト「THE IDOL BAND:BOY’s BATTLE」に「IZ*ONE」としても活動していた「HKT48」の矢吹奈子とともに司会を務める。

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